頑張りすぎたとき@大井町

オーバートレーニング症候群を一言で説明すると「スポーツの過労」です。練習のしすぎが原因と言われていますが、単純にそれだけではありません。
オーバートレーニング症候群を防ぐには、指導者がトレーニングの負荷と競技に対する適応能力の変化について、正しい知識を持っていることが最も重要と言われています。
 
原因
主な原因は下記の3点。
* 過度な運動
* 休養不足
* 栄養不足
オーバートレーニング症候群は、まじめな人がなりやすいと言われています。
一般的に持久力が必要なスポーツでよく見られると言われますが、実際には競技や種目を選ばず、全てのスポーツに起こりうる障害です。
では、まじめな人や持久力が必要なスポーツで、オーバートレーニング症候群になりやすいと言われるのは、なぜなのでしょうか?
 
1. 過度な運動
オーバートレーニング症候群は、体への過度な負荷、精神的なストレスが長く続いて発症するケースが多いと言われています。
これは肉体的・精神的ストレスにより、ホルモンのバランスが崩れるためです。トレーニングの際、ノルマを課している人がほとんどですが、その運動量が個人にとって適切ではない場合もあります。
トレーニングにはノルマが課されることが多いですが、まじめな人ほど力を抜かずにノルマを達成しようとします。
そうすると知らずしらずの内に精神的なストレスがかかってしまいそれによってオーバートレーニング症候群を引き起こしやすくなります。
また、「持久力が必要な運動がなる」と言われる理由は、過度な運動で持久筋の特性が失われ、オーバートレーニング症候群になりやすくなるという話が出ています。
 
※速筋群と持久筋の特性
速筋群は速くて力強いが疲れやすく疲労が抜けにくい。持久筋はより強度の強いトレーニングを繰り返すと本来の特性を失い、疲れやすく疲労が抜けにくくなる可能性がある。
 
2. 休養不足
回復に必要な条件は下記の2点。
* 睡眠
* 栄養
回復に必要な条件が揃っておらず、休んだつもりでいても疲れが取れていない状態のとき、オーバートレーニング症候群になってしまうことがあります。
練習量自体は普段と変わらない場合でも、十分な休養ができていなければ疲れが残り、身体的な疲労が残った状態になってしまいます。
3. 栄養不足
風邪などをひき、体力が落ちた状態で通常量のトレーニングを行なってしまうと、健康な状態に比べ身体への負荷が大きくなってしまいます。
結果として運動量が過度なものとなり、身体に負担がかかってしまうのです。
 
身体的な症状
* 慢性的な疲労や動悸
* 息切れや手足のしびれ
* 全身の倦怠感と食欲不振
* 筋肉の凝り、だるさ
* 安静時の心拍数、血圧の上昇
* 運動後、血圧が安静時の状態に戻る時間が遅くなる
精神的な症状
* 集中力の低下
* 睡眠障害
* 苛立ち
* 抑うつ症状
* 落ち着きの欠如
* 不安感や焦燥感
 
 
 
 
 
 
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