体温2@大井町
体温調整の仕組み
人間の体温調整を担うのは間脳の視床下部に存在する「体温調整中枢」で、外部状況を皮膚などを通じて感知し血管の収縮と拡張などを駆使して放熱や産熱を調整し、一定の温度を維持しようとします。
人間の身体は通常約37度程度に保たれています。これは体内の酵素が活発に活動できる温度であるためといわれています。外部からウイルスなどが体内に侵入した際は更に発熱を促進し、免疫細胞を活性化させて異物を排除しようとします
低体温による身体への影響には以下のようなものが挙げられます。
・免疫力の低下・血行不良・消化吸収能力の低下・集中力の低下・体力の低下
極端な話ですが、体温が低すぎる状態になれば低体温症で死に至るケースもあります。
このように体温が低いことは、内臓などの身体機能から思考力にいたるまで大きな影響を与えます。
当然、こんな状態では思うようなトレーニング効果を得られないでしょう。
低体温となる原因
近年では低体温気味の人が増えているといいます。
これは、活動量の低下に伴う筋肉量の低下、食生活の乱れ、日常的なストレス、冷暖房の普及による体温調節能力の低下などが主な原因といわれています。
冷暖房の完備されたオフィスで一日中デスクワークをこなし、食事はコンビニで適当に済ませ、運動する暇もないぐらい忙しいという方、体温下がっていませんか?
体温が日常的に36度を下回っている人は、「温活」に意識的に取り組むことをオススメします。(体温は表面温度ではなく、わきの下で測定する方が正確な数値が出やすいです)
また、測定するタイミングも重要です。
運動後や食後は体温が高くなりますし、朝よりも夕方の方が体温が上がっています。
したがって、一定のタイミングで継続的な測定を行わなければ正確な状況がつかめなくなります。起床時は一番体温が他の干渉を受けていない状態なのでモニタリングするならばこのタイミングがおススメです。