人が活動的に日常生活を過ごすうえで、重要な役割を占める筋肉や骨。改めて意識することはなかなかありませんが、生きるうえで欠かせない体の機能といえます。
人が生きるためには、筋肉が欠かせません。特に歩く際に使うような太もも・お尻・体幹の筋肉は、日常生活を送るために重要な役目を果たす筋肉といえます。
しかし筋肉は日常的に使っていても、年齢とともに徐々に落ちてきてしまいます。
せっかく長生きをするなら、体を自由に動かせたほうが人生を楽しむことの方がいいですよね!?また一人ひとりが自分で体を動かして生活できることで、介護が必要な人の数が減り、社会全体の負担も軽減されます。
このようなことから、筋肉など体の機能を維持することの重要性に注目が集まっています。
また筋肉と同様に体の機能において重要なのが、骨です。骨も年齢とともに、特に更年期をきっかけにもろくなりやすいことが知られています。
一度骨折などによって日常生活が困難になると、筋肉量の低下にもつながり、寝たきりなどの原因になることもあるため注意が必要です。
更年期を迎えるタイミングには、男女差があるといわれています。女性の更年期は50代ころからはじまり、女性ホルモンの分泌が急激に減少することで骨密度の低下が生じやすくなります。
一方で、男性の更年期は70歳以降にはじまることも多く、男性ホルモンの減少によって骨密度の低下がみられます。
このように女性は更年期がより早く訪れることが多いため、骨の健康に注意する期間もそれだけ長くなります。
実は筋肉の量と骨の丈夫さには相関性があることがわかっています。
筋肉量と骨密度の直接的な関係についてはまだ詳しくわかっていません
しかし1つ考えられることとして、筋肉量が十分あることにより骨に力学的な刺激が加わりやすいことが挙げられます。筋肉が十分にあると日常生活を活動的に送れるようになり、体を動かすことで骨に力学的な刺激が加わりやすくなります。
これにより骨の形成が促され、骨が丈夫になるのではないかと考えられています。
人は年齢を重ねると自然に筋肉や骨が弱くなっていきます。
筋トレを行うことで筋肉が鍛えられることはもちろん、骨に刺激が加わり骨密度の向上も期待できます。特に女性は、40代くらいから筋トレを取り入れることで、更年期による骨粗しょう症の予防など将来に向けた準備を行うことができます。
いつまでも元気な体を維持するためにも、簡単な筋トレするなどできることからはじめてみましょう!