目@大井町

 
今回は視覚についての豆知識を紹介します!
 
正面を見た時に目を動かさずに、見える範囲を視野といいます。その中でも最も感度の高い中心視を見る能力を視力と言います。人間の正常な視野の範囲は頭側60°、地面側70°、耳側100°、鼻側60°と言われています。
 
パソコン作業で使っている視野の範囲は中心視の部分になります。この限られた範囲を使い続けることで、目を動かす筋肉は緊張してしまいます。視覚の緊張は身体の緊張にもつながり、眼精疲労、肩こりというような症状につながります。
その状態では周辺視野の範囲が狭くなってしまうということが考えられるので、コンディショニングを通して広い視野を保つことが大切です。
両眼視って大切
両眼視とは右目の視覚情報と左目の視覚情報が脳で同時に認識される感覚と定義されています。人は両目で見ることにより、奥行きや距離感、立体感を判断しています。
逆の言い方をすると両眼視が適切にできていないと空間認知が非常に下手になります。利き目が過剰になるとそちらでしかものを見ていないというような状態が生まれます。この際本来は、片目でしか見ていないので物の距離感や立体感がわからなくなるはずなのですが、、、過去の記憶から参照して脳がそれにあった映像を見せるという処理をしてくれます。一見それで問題ないようですが、本来入ってくるはずの反対の目からの情報がないため身体はエラーを感じ、防御反応として身体を固めてしまうかもしれません。また、スポーツ動作等処理するスピードに速さが必要だったり、正確性が必要だったりする場合、過去の記憶からの参照では間に合わない場合があります。
 
過剰な利き目は姿勢にも影響を与えます。右目が優位と考えてみてください。右で広い範囲を見たいから首が左に回旋し、右肩が少し前に出るような姿勢にしたほうが右目で正面が見やすくなります。この姿勢が続くと首が痛い、右肩が巻き肩になる、巻き肩のまま動かすから痛みが出るなどという不調につながります
 
 
 
オススメは散歩
パソコン作業で偏った目の使い方にならないためには、、、散歩が(ウォーキング)がオススメです。
 
ウォーキング時、人は無意識に周囲の景色を捉えています。流れる景色を感じながら、身体のバランスを整えたり、速度を感じたりと様々な調節を行っています。
仮に周辺視野が全くない状態でのウォーキングはどんな感じでしょうか。ご高齢の方で、歩行速度が遅い方、、、。正面しか見えておらず、視野が狭いと感じる方をよくお見かけします。そういった方は身体が硬く、歩幅も狭くなっており、、、聴覚も悪くなっていることも多いです。周辺視野がないのが全ての原因ではないですが、一つの要素ではあるので目の機能の一つとしてしっかり保つことが必要です!
 
時には自然の中を散歩することが現代人には必要かもしれません。
 
 
 
 
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