食@大井町
1日3食食べる必要はあるのか?
―─日本では1日3食(朝、昼、晩) が健康に良いとされていますが、 ハーバード大学医学部のデビッド・シンクレア教授は「 3食も必要ない。2食で十分」と言っていました。 あなたはどう思いますか?
この議論には2つの見方があります。1つは、 日本人には肥満が少ないため、 太ったかやせたかの影響が比較的少ないこと。 アメリカやイギリスでは人口の3分の1が肥満です。 だから食べる回数を減らしたとしても、もともとの量が多いため、 必ずしも食事制限を意味しません。食事制限は、 1日2000カロリーより少ない量を摂取し、 事実上自分を飢えさせることです。 動物ではそれが長生きのために効果がありますが、 人間にはないと私は考えています。
「食べる量を減らせば長生きできるが、 ではより長く生きる意味は何か?」というジョークがあります。 ただ長生きするためなのか、 心身ともに健康な状態を維持するためなのか、 それらのバランスを考えなければなりません。
それともうひとつ
フルクトース(果糖:果物に含まれる天然糖)はグルコース( ブドウ糖)と同じ単糖の1つで、肝臓でしか分解されません。 したがって、 体内のフルクトースの消化はすべて肝臓で行なわれます。
一方、グルコースは私たちの体内の血液中を循環し、 すべての細胞や組織のエネルギー源となります。フルクトースは、 この点が大きく違います。もしフルクトースが体内に多いと、 肝臓に悪影響を及ぼし、肥満になることがわかっています。
ある興味深い実験があります。 1つのグループはグルコース主体のパンやパスタを食べ、 もう1つのグループはフルクトースが含まれたオレンジジュースを 飲みます。すると、両者の摂取したカロリーが同じでも、 後者のほうが肥満になる傾向が強かったのです。
おもしろいですね
何事もとりすぎ、頼りすぎ、信じすぎは禁物ですね
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