男女の脂肪量の違い@目黒

ダイエットでやっかいになる「脂肪」のお話です。

女性は皮下脂肪がつきやすく

男性は内臓脂肪がつきやすい

なんて話を聞いた事がある人は多いでしょう。

ここでは女性にフォーカスを当てていきたいと思います。

まず女性の脂肪量は男性よりも多いです。

体組成の中で唯一男性よりも多いものになります。

例えば骨盤周辺や丸みのある体、バストなどは脂肪で構成されています。

ここで必ずもいっていいほど話にあがるのが

脂肪なんていらない!という意見です。

ただ実際は脂肪といってもただの油のかたまりという訳ではありません。

酸素や栄養をもらって生理活性物質(ホルモンなど)を分泌していたり血管も通っています。

しかし脂肪量があまりにも多くなってしまったり逆に少なくなりすぎたりすると生理活性物質の分泌が乱れてしまうので疾患の原因になりかねません。

例えば一昔前に聞くことが多かったメタボリックシンドロームなんかは代表的ですね。

少なすぎると可能性として考えられるのが女性ホルモンの分泌が減ってしまったり食欲調節のホルモンの働きが低下する可能性があります。

人間の生理機能(生きるために必要な身体の活動)を維持するために必要とされる最低限の脂肪を「必須脂肪」といいます。

この必須脂肪が男女でかなりの違いがあります。

男性は体重の3%ほどでも大丈夫ですが女性は体重の12%ほど必要だとされています。

あくまで上記の数字は目安になりますが一般の成人女性の場合は20~30%ほどの体脂肪率が良いとしています。

僕もアスリートやお客様で出会ったことがありますが極端なダイエットや体脂肪が少なくなりすぎると無月経になる可能性がでてきます。

太っている=悪というイメージは根付いてしまっていますが体脂肪が少なすぎても悪になります。

極端が良くないということですね。

実験として男女の脂肪の厚さを超音波法で測定したものがあります。

結果は全ての部位で女性が男性よりも脂肪が厚いことが分かったそうです。

特に脂肪量が多かったのが「下半身」と「腹部」ですね。

お客様でも気になるという方は圧倒的に多いですが腹部に関しては子宮もありますのでどうしてもつきやすい部位になります。

本能的に守らないといけない為

とにかく脂肪を減らす減らす!だけではなくて生理機能などもある程度理解した上で体づくりをすすめていくと上手く行く場合が多いです。

根性ばかりでいかないように注意しましょう!