ハイカーボデイは減量に有効?それともただの甘え?トレーナーが徹底解説‼︎
ハイカーボデイ。減量やダイエットに取り組んだことがある方で、この単語を聞いたことがある方は少なくないでしょう。代謝を戻すためや、トレーニング強度を維持するためなど、様々な理由で取り沙汰されるこのハイカーボデイですが、実際に取り組むべきか否か、そもそもハイカーボとは何か疑問に思っている方々も多いと思います。
今回はトレーナーである筆者が、ハイカーボデイとは何か。本当に減量に有効か否かを徹底解説していきます‼︎
ハイカーボデイ
ハイカーボデイとはその名の通り、カーボ(炭水化物)をハイにする日。即ち高炭水化物の日ということになります。減量やダイエットでは、基本的に脂質やタンパク質は固定し、炭水化物量を上下させることで総カロリーの収支を図るため、この炭水化物の揺さぶりを起こすことを目的とした高炭水化物な日をハイカーボデイと言います。
ハイカーボの目的とは
先述の通り、基本的に減量中は炭水化物がやや控えめとなり、その上カロリーも長期的なアンダーカロリーとなる状況が続きます。そのような状態が続くと、人体は生命を維持するための機能である、「ホメオスタシス」の働きにより、基礎代謝を下げ、カロリー収支を釣り合うように調整します。ホメオスタシスとは「恒常性機能」のことであり、常に一定の体重、状態を保とうとする人体に備わった機能です。ハイカーボデイは、このホメオスタシスの機能を抑制し、所謂減量における停滞を起こさないことを目的に取り入れるテクニックの一つです。
具体的にどの程度摂取すべき?
ハイカーボデイでは、通常時と大きく炭水化物量の差をつけ、基礎代謝の回復を狙う必要があるため、体重×10〜12g程の炭水化物を摂取することをおすすめします。
しかしながら、3日スパン等のカーボサイクルによる、頻度の高いハイカーボデイである場合、3日分の合計炭水化物量を予め決めておき、その中で収まるようにローカーボデイとハイカーボデイで上手く炭水化物量を調節し振り分ける必要があります。
ハイカーボデイは甘え?!
ハイカーボデイは甘えだ!何の意味もない!食べたいやつがそれを口実に食べているだけだ!
このような意見も少なからず耳にすることもありますが、ハイカーボデイは歴としたダイエットにおけるテクニックの一つです。
特に長期的な減量に取り組んでいたグループが、炭水化物を体重×10〜12g摂取した場合、基礎代謝が約10%程回復し、満腹ホルモンであるレプチンのレベルも向上したと言うデータもあるため、有効性が認められています。
ハイカーボデイを甘えと決めつけるのではなく、必要に応じて採用し、停滞のないダイエットを成功させましょう!
いかがでしたでしょうか?
今回は減量におけるハイカーボデイとは何かについて解説させて頂きました!
是非参考にしてみて下さい‼︎