使える筋肉、使えない筋肉?アスリートが鍛えるべき筋肉を、トレーナーが徹底解説‼︎

「使える筋肉、使えない筋肉」

このようなキーワードは、筋トレやアスリート間では度々取り沙汰されますが、具体的にどの何がどう使える筋肉であり、使えない筋肉であるかは詳しく語られることはありません。

今回は、「使える筋肉」をアスリートがより競技成績を伸ばす事に直結しやすい筋肉と定義した上で、それらについてトレーナーである筆者が徹底解説していきます‼︎

使える筋肉・使えない筋肉

まず最初に説明すると、実際に使える筋肉、使えない筋肉などののうに分類できることは決してありません。必要のない筋肉などは存在しないのです。

しかしながら、競技に臨むアスリートにとって、必要な筋肉の優先順位があることは確かです。そのため今回は、先述の通り定義づけをし、優先的に鍛えるべき筋肉を解説していきます。

優先的に鍛える部位3選

アスリートと一口に言っても、陸上競技、水泳、球技、格闘技と他にも枚挙にいとまがない程に様々であり、更にその中で球技一つを取ったとしても、野球、サッカー、ラグビーと競技形態は様々です。

当然のことながら、それら協議によって、筋肉の優先順位は異なります。

そこで今回は、どのスポーツ、アスリートにとっても、共通して鍛えるべき代表的な3つの部位を紹介させて頂きます。

 

・内転筋

 

ここでいきなり内転筋???

このように思われた方も少なくないかもしれませんが、内転筋は下半身を使う全てのスポーツにおいて、必要不可欠であり最優先して鍛えるべき部位だと言えます。

基本的に足を地面に接地して運動を行う際、人間は股関節の内転・内旋によってバランスを保つことが多いです。その際に強く働く筋肉がこの内転筋であり、全てのスポーツにおいて不可欠なのです。

具体的には、野球で言えばバッティングをする際、ピッチングをする際共に、前足で全体重を受け止めバランスを取ります。サッカーで言えば、キックを蹴る際の軸足側の安定性、格闘技に関しても、パンチを打つ際のバランスや、次の動きへスムーズに移行するための切り返しなど、様々な局面でその力を発揮します。

地面に足がつくことのない水泳などの競技を除いて、内転筋は非常に優先順位の高い筋肉です。

 

・腹筋群

 

腹筋群は、主に体幹部の安定性や、上半身と下半身の連動に大きく寄与します。腹筋はよく一括りでまとめられがちですが、腹直筋、腹斜筋、腹横筋と分けられ、それらいずれもがアスリートには不可欠な筋肉となります。

特に腹横筋は外から見えない分軽視されがちですが、ローカル筋という脊柱に直接付着する筋肉であり、体幹部の安定には絶対に欠かすことのできない重要な部位です。

腹筋群は地面に足が接地するか否かは関係なく、ほぼ全てのスポーツにおいてプライオリティの高い筋肉だと言えます。

 

・脊柱起立筋群

 

この脊柱起立筋群はその名の通り、脊柱に付着する非常に長い筋肉であり、首から骨盤までにかけて広く付着しています。

脊柱起立筋群は、上半身のバランス能力や、背筋力の強さを司り、これも腹筋群と同様、全てのスポーツにおいて必要不可欠であると言えます。

特にこの脊柱起立筋が発達すると、上半身のバランス力や姿勢制御能力において、大きなアドバンテージを獲得することができます。

最後に

今回はあくまでも優先的に鍛えるべき筋肉の部位を3つ選んで紹介させて頂きましたが、先述の通り実際には必要のない筋肉などは存在しないため、使える筋肉・使えない筋肉と一様に断じてしまうのではなく、その競技特性に応じてプライオリティを見出し、上手く取捨選択しながら筋トレ等のトレーニングに励んでいきましょう!

 

いかがでしたでしょうか?

今回はアスリートが鍛えるべき筋肉の部位を紹介させて頂きました!

是非参考にし取り組んでみてください‼︎