代謝3@大井町
基礎代謝は生命を維持するための最低限のエネルギーですが、
日常生活を送ることで歩いたり、掃除したり、運動したり、食事したりと様々な活動をおこないます。
そういった活動により消費するカロリーを把握することで、より具体的な目標を立てることできます。
特に覚えておくと良いのが、活動代謝や食事誘発性熱産生です。
消費カロリーの割合は一般的に基礎代謝が約70%、活動代謝が約20%、食事誘発性熱産生(DIT)が約10%です。
活動代謝
活動代謝は仕事や通勤、トレーニングなど生活しているうえで消費するカロリーです。
活動代謝を高めるためにはトレーニングなどがベストです。
これらに加えて、通勤や家事、お家で過ごす際も「歩く」、「階段を使う」、「つま先立ちをする」、「ストレッチをする」など日常生活で消費するカロリーを増やすことも意識するとよいでしょう。
食事誘発性熱産生(高DIT)
食事誘発性熱産生とは食事を摂ったことで消費されるカロリーのことです。
食べた後に体がポカポカしたことがありませんか?
実はこれは食べることで代謝が活発になっているからです。
食事を消化するとき、熱を発生させながら栄養素を分解するため、
食事をするだけでもカロリーを消費するのです。
この食事誘発性熱産生。
実は食べる栄養素によってもことなるのです。
* 炭水化物:食べた食事のエネルギーの約6%
* 脂質:食べた食事のエネルギーの約4%
* タンパク質:食べた食事のエネルギーの約30%
このように同じカロリーでもタンパク質はカロリー消費しやすくなります。
つまり、タンパク質が多い食事にシフトするように意識するだけでもカロリーがたくさん消化できるようになりますが、極端な偏りは禁物です。
鶏肉、豚肉、牛肉、豆腐、大豆、納豆、牛乳、ヨーグルト、チーズなど、タンパク質を摂取できる食事を意識しながらも、熱源となる栄養素がなければ意味を成しません。
たんぱく質は多めに、でも炭水化物・脂質もそろった食事をすることが、燃えやすい体を作るために重要です。