ダイエットには、摂取カロリーを減らすことが欠かせません。そのため、食べたいものや高カロリーメニュー、糖質が高い食べものを控えるなど、いわゆる「食事制限」が少なからず必要となります。
しかし我慢ばかりではストレスが溜まるうえにモチベーションが下がり、途中で挫折してしまうことがあるでしょう。そこで取り入れたいのが「チートデイ」です。
チートデイは、ダイエット中でも「好きなものを食べていい日」を作るという方法。ストイックに何か月も減量生活を続けているにもかかわらず体重が減らないときに行うことで、代謝停滞を防ぎ、停滞期を突破することができると言われています。
チートデイは「Cheat=だます・ズルをする・反則をする」という言葉からきています。ダイエット中でもズルする日を設けることで、減量を促進させるのです。この「ズル」というのが食事。チートデイは食事制限をなくし、好きなものを食べていい日と決めます。
中には「そんなことすると、せっかく落ちた体重が元に戻ってしまうのでは」と心配になる方がいるでしょう。それは当然のことですが、しかし、このチートデイにはさまざまなメリットがあるのです。
食事量を減らして摂取カロリーを制限することによって、カラダは少ないエネルギー内で対応できるように代謝が落ちていきます。すると、やがてダイエットの停滞期に陥ってしまうでしょう。ここでチートデイを設定し、定期的に多くのエネルギーを補給することで、代謝の低下を抑えて停滞期を防ぐことができるのです。
チートデイはカラダの変化だけでなく、モチベーションの維持という点でも大きな役割を果たすでしょう。食事制限はカラダだけでなく、メンタル的でもつらいものがあります。「食べたいものも食べられない」「お腹が空いても食べられない」など、心には多くのストレスがかかるはず。そのストレスに負け、ダイエットを辞めてしまう人がとても多いのです。
チートデイを設定すれば「食べたいものが食べられる」「お腹いっぱい食べられる」と、メンタル面でのストレスが解消され、モチベーションを維持することができます。「チートデイがあるからがんばる!」と、ダイエットを継続できる人も多いと思います!
チートデイを設定するのは、ダイエットの成果が停滞してきたときにしましょう。ダイエットを始めたばかり、あるいは体重が順調に落ちている際に実施しても、あまり意味がありません。チートデイは、あくまでもダイエットの停滞期を乗り越えるための食事戦略であることを頭に入れておいてください。
はじめてであれば、1週間のうち1日をチートデイにしましょう。あらかじめ、何曜日にするか決めておくのがおすすめ。その他の6日は、しっかりと食事をコントロールします。チートデイを気分で決めてしまうと、「思った以上にチートデイが多くなってしまった」ということになりかねません。それでは痩せるはずもなく、逆に太るだけになってしまいます。
食べる量が多くなりやすい飲み会やイベントなどがスケジュールに入っているようであれば、その日をチートデイにしてみるのもよいでしょう!