【食べていないのに痩せない理由】産後ダイエットと低エネルギー状態

 

産後ダイエットに取り組んでいるにもかかわらず、「食事量を減らしているのに体重が落ちない」「以前よりも痩せにくくなった」と感じていませんか。
しかし、その状態は決して努力不足ではありません。むしろ、身体が低エネルギー状態に陥っている可能性があります。

つまり、食べていない=痩せる、という考え方そのものが、産後の身体には当てはまらないケースが多いのです。そこで本記事では、産後ダイエットが停滞する理由を、身体の仕組みとパーソナルトレーニングの視点から解説していきます。

1. 低エネルギー状態とは何か

低エネルギー状態とは、日常生活や回復に必要なエネルギー量が慢性的に不足している状態を指します。特に産後は、育児による消費エネルギーが増える一方で、食事量が減りやすくなります。そのため、知らないうちに身体はエネルギー不足へと傾いてしまいます。

しかし、この状態が続くと、身体は生命維持を優先するため、代謝を下げ、脂肪を溜め込む方向へ適応します。つまり、頑張って食事を減らしても、痩せにくい身体が作られてしまうのです。

2. 食べていないのに痩せない理由

低エネルギー状態では、基礎代謝が低下し、活動量も自然と減っていきます。そのため、消費エネルギーが伸びず、体脂肪が落ちにくくなります。さらに、ホルモンバランスも乱れやすくなり、少量の食事でも太りやすい状態が生まれます。

一方で、身体は「これ以上エネルギーを失いたくない」と判断するため、脂肪を守ろうとします。つまり、食事制限を続けるほど、ダイエットが遠回りになってしまうのです。

3. 産後ダイエットで起こりやすい悪循環

産後は睡眠不足やストレスが重なり、回復力が低下しやすい時期です。そのため、エネルギー不足の状態で運動量を増やすと、疲労が抜けず、さらに代謝が落ちるという悪循環に陥ります。

しかし、この段階で「もっと頑張らなければ」と考えてしまう方が多いのも事実です。その結果、低エネルギー状態が慢性化し、体脂肪が落ちない状態が続いてしまいます。

4. パーソナルトレーニングが有効な理由

パーソナルトレーニングでは、単に運動量を増やすのではなく、姿勢や動作を整えながら、適切な負荷で身体を刺激します。そのため、エネルギーを「消耗」ではなく「循環」させる方向へ導くことができます。

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5. 専門機関が示すエネルギーと健康の考え方

エネルギー不足と健康への影響については、以下の公的機関でも指摘されています。

厚生労働省|栄養と健康

また、エネルギー不足と運動の関係については、以下の解説動画も参考になります。

6. まとめ|産後ダイエットは「食べない」より「整える」

食べていないのに痩せない原因は、あなたの意思ではなく、身体のエネルギー状態にあります。だからこそ、無理な食事制限ではなく、回復・栄養・運動のバランスを整えることが重要です。

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