運動しているのに痩せないのはなぜ? トレーニングの“質”とジム以外の過ごし方を見直す
運動しているのに痩せないのはなぜ?
トレーニングの“質”とジム以外の過ごし方を見直す
「週に何回もジムに通っているのに、体型が変わらない」。そんな悩みの原因は、運動量や根性の不足ではないことがほとんどです。この記事では、トレーニングの現場でよく見られる3つの理由と、今日から見直せるポイントをお伝えします。
「運動量が足りない」とは限らない
体が変わらないと、多くの方が「もっと回数を増やそう」「もっと長く走ろう」と考えます。ですが、トレーニングの現場で見ていると、運動量そのものは十分なのに結果につながっていないケースのほうがむしろ多いのが実感です。
そうした方に共通しているのは、次の3つのどれか、または複数に当てはまっていることです。
理由1:体が同じ刺激に慣れてしまっている
体は、受けた刺激に合わせて少しずつ適応していく仕組みを持っています。始めたばかりの頃はどんな運動でも新鮮な刺激になりますが、同じ種目・同じ重さ・同じ回数を続けていると、体はそれを「いつものこと」として処理するようになり、変化が起きにくくなります。
つまり、運動していないのではなく、体にとって新しい刺激が入っていない状態です。無理に強度を上げなくても、動かし方や負荷のかけ方、使う筋肉を少し変えるだけで、体の反応が変わることはよくあります。
理由2:回数は多いのに、「質」が伴っていない
トレーニングの質とは、単にきつさのことではありません。次のような点が整っているかどうかで、同じ30分でも体への効き方は大きく変わります。
CHECK 1
正しいフォームで動けているか
フォームが崩れていると、狙った部位ではなく別の場所に負担が逃げてしまいます。回数をこなしているのに効いている感覚がない場合は、まずここを疑ってみてください。
CHECK 2
狙った筋肉を使えているか
同じスクワットでも、太ももの前ばかり使っている人と、お尻や太ももの裏まで使えている人では、得られる効果が違ってきます。
CHECK 3
呼吸が止まっていないか
力むと呼吸を止めてしまう方は少なくありません。呼吸が安定していると体幹も安定し、動作そのものが良くなります。
CHECK 4
疲れが抜けないまま重ねていないか
疲労が溜まった状態で回数だけを増やしても、動きの質は落ちていきます。休む日をつくることも、トレーニングの一部です。
理由3:ジム以外の時間、ほとんど座っている
見落とされがちなのが、トレーニング以外の時間の過ごし方です。仮に60分のトレーニングを週3回行っても、1週間168時間のうち運動している時間は3時間ほど。残りの時間をほとんど座って過ごしていると、1日に使うエネルギーは思ったほど増えていません。
立つ、歩く、家事をする、階段を使うといった日常の動きで使われるエネルギーは「NEAT(ニート)」と呼ばれ、運動以上に一日の消費に影響することもあります。デスクワーク中心の方や移動が車中心の方は、特に意識したいポイントです。
- 1時間に1回は立ち上がって少し歩く
- 駅や職場ではエスカレーターより階段を選ぶ
- 電話やちょっとした打ち合わせは立ったまま行う
- 帰り道に一駅分、または少し遠回りして歩く
どれも小さなことですが、毎日の積み重ねになると、ジムでのトレーニングの効果を後押ししてくれます。
体重が動く前に、体はもう変わり始めている
刺激の入れ方が変わると、まず動きやすさや疲れにくさといった変化が先に現れ、体重や見た目の変化はその後についてくることが多いものです。体重計の数字だけで判断してやめてしまうのは、もったいないことです。どんな変化が先に起きるのかは、体重が落ちる前に起きている変化や、体が変わり始めるのはいつから?の記事でも詳しく紹介しています。
パーソナルトレーニングでできること
自己流のトレーニングでは、どうしても自分の得意な動きや慣れた種目に偏りがちです。Groundworksでは決まったマニュアルを使わず、その日の体の状態やクセを見ながら、今のあなたに合った刺激を一緒に組み立てていきます。トレーニングの内容だけでなく、普段の座り時間や過ごし方についても、生活に無理なく取り入れられる形でアドバイスしています。
まとめ:量を増やす前に、中身と過ごし方を見直す
運動しているのに体が変わらないのは、努力が足りないからではありません。体が同じ刺激に慣れている、質が伴っていない、ジム以外の時間の活動量が少ない。このどれかを見直すだけで、同じ頑張りでも体の反応は変わってきます。回数や時間を増やす前に、まずは中身と過ごし方から整えてみてください。

