体づくりに大切なホルモン@目黒

筋肉をつけるという話になると度々話題になるホルモン、成長ホルモンについてです。

まず成長ホルモンは増やせると言われており身体では脳の脳下垂体前葉という部分から分泌されます。

タンパク質の合成作用や骨の発達を行い身体を成長させる効果のあるホルモンです。191個のアミノ酸が結合しておりタンパク質の一種でもあります。

一般的には成長ホルモンの分泌量としては10代でピークを迎え20代以降は加齢とともに減少をしていきます。

ピークから大きく減少する方もいれば少しずつ減少する方もいるので減少具合や分泌量には個人差がある場合が多いです。

しかし成長ホルモンの分泌はピークを過ぎても意図的に増やせることが分かっており特に有効であるとされるものは日々の運動やウエイトトレーニングのような強度の高いものなどが分泌を促進させるとされています。

成長ホルモンの体を成長させる作用は基本的にはIGF-1(インスリン様成長因子-1)を介して行われます。

以下IGF-1とします。

IGF-1は血糖値のコントロールの作用がある膵臓のランゲルハンス島のβ細胞から分泌されるインスリンに似た構造をもつ成長因子です。

成長ホルモンが肝臓に働きかけることにより分泌や合成が行われます。

トレーニングや運動で成長ホルモンの分泌が増加した場合それにともないIGF-1の産生も増加する為結果的にIGF-1を介して筋肉の合成が行われます。

要するにトレーニングや運動により成長ホルモンの分泌が増加し筋タンパク質合成の反応が高くなっているタイミングを見極め筋肉の合成の材料となるタンパク質を摂取することによりトレーニングや運動による筋肥大などの効果を高めることができます。

実験でも男性グループのみではありますがウエイトトレーニングを20分間行ったところ血中成長ホルモンのレベルは通常よりも高く上昇したという結果があります。

成長ホルモンは筋肉をつけるだけではなく様々な働きにより体づくりに貢献しています。それだけ大事だということですね!