理想の水分補給@大井町

熱中症予防の水分補給には、0.1~0.2%の食塩と糖質を含んだ飲料が効果的と言われています。もし、1時間以上の運動をする時は4~8%の糖分を一緒に摂るように心掛けましょう。
 
市販のスポーツドリンクや経口補水液などを利用するのが手軽ですが、自分で作る場合は1リットルの水にティースプーン半分の食塩(2g)とお砂糖などを好みに応じて溶かし代用することもできます。
 
 
長時間運動を続ける場合には塩分濃度をやや濃くするのも良いでしょう。
フルマラソンなどの長時間の運動では、血液の塩分濃度が低下して、熱けいれんが起こりやすくなることも報告されています。
 
また、糖を含んだ飲料が効果的といわれる理由として腸管での水分吸収に秘密があります。これは、主要な糖であるブドウ糖は、腸管内に塩分があると速やかに吸収されます。そしてそれらに引き寄せられるように水分も一緒に吸収されるからなのです。
 
 
市販のスポーツドリンクを摂取する場合、日常の水分補給ではそのまま飲んでも問題ありませんが、スポーツ中などの水分補給として使用する場合は水で薄めて摂取すると体液よりも浸透圧が低くなること(ハイポトニック)で速く吸収されます。また、味が濃すぎることで起こる喉の渇きも解消しやすいのでおすすめです。
 
 
■水を飲むとすぐに汗が出るのはなぜ?
よく「水分を摂るとすぐに汗が出るから嫌だ」という方がいます。水分を摂ると一気に汗が出るという事は、体内の水分量が不足していたという証拠です。これは、過酷な状況でもカラダは体内に必要な最低限の水分は確保しようと努力している状態なのです。
 
そこへ水分を補給するとカラダはもう水分を溜め込む必要がないという状況になるため、余分な水分を一気に放出することで起こる現象だと言われています
 
また、水分補給によって血液中の塩分などが薄まり過ぎると、カラダは一定の血液濃度を保つために余分な水分を汗や尿で排出します。
水分を摂らずに我慢していると汗が出ない為、体内の熱がこもり温度調整が出来ないため熱中症を引き起こす原因にもなります。体内の水分は汗だけではなく、呼吸、排尿、排便でも失われていくので、1度にまとめて飲むよりこまめに水分補給する事が一番重要なのです。
 
 
 
 
 
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